tear mirror - jewel (2011)
tear mirror - jewel は涙とその裏にある人々の物語的記憶と共感をテーマにした作品である。便箋、小さなボトル、カラーチャートシートと単眼鏡のシールが入った封筒は世界中の人々に送り届けられ、彼らの涙のしずくとその涙の物語は作品のモチーフとして集められます。それらのモチーフは日本の伝統的なお菓子である琥珀となって結晶化され、大切な他者と味わう事、身につける事で新たな記憶として共有される。
私たちの流す涙は極めて私的で不可思議な物質であり、涙の理由は人の記憶と物語の数だけ多種多様に存在します。刻々とうつろう複雑で儚い感情が涙となって私達のほほに流れるこの現象は科学で解明しきてないほど謎に満ちており、若い世代で共感作用が希薄化していると言われる昨今、他者と共有する事が困難なこの神秘的な涙という物質とその裏にある物語をモチーフにした作品で、新たな共感体験を創造したいと思います。
tear mirror - jewel は 7月20日 - 9月11日まで京都芸術センターにて展示されます。この展覧会の為に、涙のしずくと涙の記憶を共有して下さる方を募集しております。ご連絡先をこちらまで。 |